バンコク観光オススメ!巨大仏が横たわる『ワット・ポー』|バックパッカーの聖地『カオサン・ロード』のかつてと今

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世界一周から帰国してしばらく。

ふと映画でレオナルド・ディカプリオの『ザ・ビーチ』を見た。

楽園を夢見て旅する若者の話。

舞台になったタイ、ピピ島。

懐かしいサメット島での時間が思い出される。

世界一周最後の地だったタイに行きたくなった。

(参照:サメット島ツーリング 世界一周最終夜 帰国を決意した日

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スワンナプーム国際空港からLumphini駅へ

11時発の飛行機に乗って、まだ明るい14時頃にはバンコクへ。

今回はバンコクでも少し観光をしたりゆっくりしたいと思っていた。

前回はあまりバンコクを観光していなかったから。

バンコクは鉄道が発達している。

スワンナプーム国際空港から中心地までは鉄道で『Makkasan』駅へ向かい、そこでは歩いて地下鉄『Phetchaburi』駅へ向かえる。

別に夜遊び目的でも無かったので、AsokeにもNanaにも寄らずホテルを取っていた『Lumphini駅』へ。

まだ明るい時間帯で安心していたのだが、予想外のことが起こった。

今回予約したのはBooking.comで予約した『Patra@Sathorn』というホテルだった。

が、探せど探せどそのホテルが無いのである。

その時に気づいた、このホテルには口コミが1件も着いていない。

そう、まだできて間もなくなのかレビューもなく実在しているかもわからない。

しかも地図も間違えているようだ。

あたりの人も、キャリーケースを引き暑い中なんべんもそのへんを歩く自分を心配して声をかけてくれた。

でも、彼らもホテルの存在を知らない。

その時声をかけてくれた男性が、レストランをやっていてレストランのwifiを使わせてくれたり。

結局、ホテルに電話してみてどこにあるやらなんやら聞いてみても埒が明かない。

キャンセルをすることにした。

さて、泊まるところどうしよう。。。と思っているとその兄さんが「上で良かったら泊まるか?」と。

1泊500バーツ(約1500円)でシングルルーム、トイレシャワーはついていないけれど、と。

ありがたい申し出、お世話になりっぱなしでその申し出を受けることにした。

いつかまた、ゆっくりレストランにも行きたいと思っている。

【ザ コーナー】
営業時間:9:30-15:30、17:30-22:30

夜のバンコク

バンコク市内はなかなかの渋滞。

コンビニでビールを買い、飲み歩きながら美味しそうなお店を探す。

人々の生活圏だし、すぐにレストランも見つかるだろうと思ったがよさげな飯屋が無い。

ようやく路地裏に1件見つけた。

このカオマンガイ、これがまたビックリするぐらい美味しかった。

しかも40バーツ(約120円程)と激安。

ビックリしてもう1杯食べようかと思ったぐらいだった。

まだ初日、食事は軽めにしておいて今日はゆっくり身体を休めることにした。

夜21時頃に食事を取ったつもりでも2時間の時差がある。

日本ではもう23時、胃腸に負担がかかってもいいことは無い。

少しずつ、海外暮らしをしていた自分に戻していく。

ワット・ポー

しっかり寝れたおかげで、早朝から観光に出歩ける最高のコンディションで目が覚めた。

やはり暖かい気候のおかげか、タイは本当に過ごしやすい。

ホテルを出てこのぐっちゃぐちゃの電線にアジアに来た感を感じながら、早速朝ごはん探し。

朝はすぐに見つかり、店頭でお弁当のぶっかけ飯屋に入ることができた。

働く人は持ち帰りもできるし、店内で弁当を食べることもできる。

アジアは朝食から種類が多くて安いし本当に助かる。

この日の目的はバンコクでも最も有名な観光地ともいえる『ワット・ポー』。

タイ・マッサージの総本山として有名な王宮寺院で、王政を取るタイでラーマ3世によって建造されたようだ。

バンコク最古の歴史を誇り、古くからタイの人々の信仰を集めている。

ひとまず最寄りの『Hua Lamphong』駅に向かう。

そこから歩けそうな気もしてたが、せっかくなので通りかかったトゥクトゥクに乗って寺院へ。

庭園のような、広い敷地になっている。

独特のとんがり屋根に細かい装飾が施されたタイの寺院。

その中にある建物のひとつに巨大な涅槃仏(ねはんぶつ)が横たわる。

金色に輝く横たわった像。

レンガと漆喰で造られており、表面は金箔で覆われている。

一体どれだけの金箔が使用されているんだろう。

それほどタイの人々にとって金の持つ価値は大きい。

螺髪がすごい。

どことなく、タイの仏像は線が華奢でセクシーさを感じる。

ネパールの仏像や日本の仏像とも、また少し違う雰囲気を感じさせる。

この足裏がまたすごい。

仏教の世界観を表した108図が美しく描かれている。

タイに来たら1度は見ておきたい仏像だ。

【ワット・ポー】
営業時間:08:00-18:30

ワット・ポーに来たらオススメのcafe

タイは、暑い。

特に昼間の観光は日差しも強くて寺院内を少し歩きまわるだけで、汗だく。

もちろん、ノドも乾く。

ワット・ポーは観光客も多く周辺はレストランも待ちが出るぐらい人がいっぱい。

少し歩いて離れると落ち着いたお店がある。

自分はここのcafeが好きだ。

近くを通るチャオプラヤ川の河川敷沿いにあり、テラス席では川の音を聞きながら美味しいコーヒーが頂ける。

もちろん、中の席はクーラーもガンガンに効いている。

何隻も通っていく船を眺めながら、コーヒーをのんびり頂いて体力の回復を図る。

日差しが無いだけで全然違う。

ワット・ポー観光の際はぜひ。

【ViVi ザ・コーヒー プレイス】
営業時間:10:00-20:00
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バックパッカーの聖地『カオサン・ロード』

かつては今ほどスマートフォンやインターネットが発達していなかった時代。

旅の情報を集めるために人は宿に集い、そこにある旅ノートに目を通してホテルで出会った者同士が自分の立ち寄った土地の情報を交換しあった。

中でも安く泊まれる地に若者は沈没し、何をするわけでもなく日がな1日ベッドに寝転がって天井を眺めハッパを吸う。

ここカオサン・ロードはそんな世界中のバックパッカーが集まる場所だった。

そう、かつては。

今では当時の名前だけが残り安宿を求める人はおらず。

非常にアクセスも悪い場所にあるのだが、現在では通りは立派な繁華街として観光客目当てのショッピング通りとなっている。

日本の原宿通りのようなところ、らしい。

それでも自分がカオサン・ロードに来たのだということに意味があり、満足感に浸る。

世界中の旅好きが集い、その安さに沈没して、何かを夢見て今を忘れるための場所。

現在ではその役割を果たしてしまったのかもしれないが、そういった場所が今でも残っていてほしいと思ってしまう。

通りに席を出しているお店で、ビールを飲みながらソムタム(パパイヤのサラダ)をつまみ、道行く人たちを眺める。

ソムタムの甘くて酸っぱい、かつ辛いスパイシーな味わいが染みる。

この気候が、人々の熱気が、肌に馴染んでくるのがわかる。

ゆっくり流れるタイの夜の時間が好きだ。

一人の旅好きとして、カオサン・ロードに来た喜びを得た夜だった。

いや、Nanaプラザで別の喜びも得たけれども。