11時に目が覚めた。
ここのホテルは夜にはバーになっている場所に朝食が並ぶのだが、それも10時までのため間に合わなかった。
起きるとなんとなくお腹は空くもので、フロリダ通りあたりをブラつく。
そこでとんでもなくうまいものを発見してしまった。
アルゼンチンに来たら絶対食べたい絶品『チョリパン』
アルゼンチンは1人あたりの牛肉消費量が2009年まで世界1位。
ウルグアイに抜かれた今でも僅差の2位を維持している。
当然街中にも牛肉料理の店はたくさんあり、アサードと呼ばれるBBQ屋はそこかしこで見かける。

一人でステーキもなぁと思っていたところ、素敵なお店を発見してしまった。

この店は格式ばったレストランではなく、現地人も多く通っており、あたりにいい匂いを漂わせていた。

ぐぉぉぉぉ!肉もうまそう!ヘ(゚∀゚*)ノ
売りはChori Pan(チョリパン)というもので、牛のソーセージをパンでサンドしてある。
それがこちら。


まず、炭火で焼いたこのソーセージがとんでもなく香ばしい。
ソーセージというか、たぶんチョリソーなんだろうけど、ここのはそんなにというかほとんど辛くない。
日本のまずいソーセージのような感じがなく、肉は上質なひき肉のようである。
その焼きたてアツアツをパンにサンドしてくれる。
この上にかかっている玉ねぎ類はかけ放題。

この薬味類のおかげで嫌な匂いや味もまーったく無し。
この薬味はチミチュリというらしいですね。
かぶりつくと、中からジューシーな肉汁が出てくるのがたまらない。
これでたった12ペソ=240円である。
たまらなくうまくて大満足なブランチになり、世界一周旅でも記憶に残る1食になった。
(参考:海外旅行で絶対食べたい世界一周中に見つけたおすすめローカルフード)
カラファテに行く準備
このお昼を食べていると、手元のペソが少なくなっていることに気付いた。
フロリダ通りでマネーチェンジ。
が、待っているとまさかのシステムダウン!
店長らしき人が出てきて必死に謝っている。
仕方なく、そこから100mほど先の同じ系列店舗に入ってみるとあっさり両替してくれた。
どーなっとんねん。。。(-“”-;)
両替もすませ、昨日のスタバの前にあったアルゼンチン航空の事務所へ。
この航空会社の飛行機がカラファテまで唯一と言っていい交通手段であった。
時期によってはバス等もあるにはあるみたいだが・・・
ひとまず、アルゼンチン航空の事務所に入り、受付に言われた通り番号札を取る。
が、呼び出し番号が表示されるパネルの見方が全然わからんwww
ベンチに座り、横に座ったお姉さんに聞くと親切に教えてくれた。
けっこう人が待っていたが、10か所以上のカウンターで対応しておりすぐに順番がまわってきた。
そして無事、チケットもGET!
行くと決めたらすぐにでも行きたくなってしまい、明日早朝のチケットにしてしまった。
ネットで買うのと金額も変わらず、往復575USドル。
カラファテで使う分のお金も大量に両替したため、一度部屋にお金を置きに帰った。
そしてまたスタバでゆっくりした。
日本にいた時はスタバは混んでるので嫌いだったが、海外に出てからは空いているしちょこちょこ利用するようになってきた。
日が傾きかけたころ、もう一度Chori Panへ!
これは日本でキャンプする時 にも、ぜひやってみたい!
ブラジル美女集団との別れ
食べ終わってAvenue Hostelに戻り、中のBarでビールを飲んでいた。
バーテンダーのAssaff(アッサフ)へカラファテに行くことを告げた。
彼は「Muy Bien(良いね)!」と言ってくれた。
また戻ってくるよ!と言って、部屋に戻る。
部屋でカラファテの情報をネットで収集した後トイレに出た。
戻る時に、マイーサとアンジェリカに会った。
彼女らにもカラファテに行くことを告げる。
彼女らも明日ブラジルに帰るとのこと。
マイーサとアンジェリカに連れられロビーへ。
2人はその他のみんなを連れてきた。
英語のできるデボラが、「みんな初めて日本人と触れ合ってすごく楽しかった。なにか、記念になることはないかなぁ。。。」と言ってきた。
こんなことでもあろうかと、俺は和柄の折り紙を持ってきていた。
みんなに1枚ずつ選んでもらい、計7羽のツルを折る。
そしてここでやっぱりデボラは「彼氏と電話が~」と帰っていったwww
「サインもしてくれ!」と頼まれたので、漢字でフルネームを記入した。
そして、写真撮影。

みんな、しきりに「Fofo!Fofo!」と言ってきた。
遅くなってきたので、みんなでゾロゾロ部屋に戻る。
部屋の前で、ほっぺたにブチュブチュちゅーされましたヾ(@゚∀゚@)ノ
「生きてて良かったー!」
ちなみに、言い忘れてたような気しますがこいつら18歳とかです。
中にはほっぺにチューするので顔赤らめてるような子も。
もう1回言います。
「マジ生きてて良かったァー!」
部屋に戻り、同室の2人にもサヨナラを。
2人は悲しむと同時に、ルイスは
「何で隠してた!明後日、学校が休みだから一緒にDinnerがしたかったよ・・・」と。
申し訳ない。
思い立ったら行きたくて仕方なくなったんだ。
ルイスとルアナにも、ツルを折った。
ルアナはなんと日本文化が好きで、ツルの折り紙を知っていた!
ので、調子にノッて手裏剣とかまで作ってしまった。
和柄をむちゃくちゃ喜んでくれた。
この時、部屋のドアが「コンコン」となり、開けるとマイーサとアンジェリカが。
2人はお礼にお菓子を持ってきてくれた。

ルイスとルアナもお礼のお菓子をくれた。

時刻はもうAM2時半。
ホテルのスタッフが、「タクシー来たよ!」と呼びに来た。
ルイスとルアナに「行くよ。」と言うと、ルイスは「Bon Voyage(良い旅を)!」
そして、「いつでもブラジルに遊びに来てくれ!」とも。
いつまでもこの言葉が耳を離れなかった。