四川省 成都で食す火鍋の神髄 中国4000年の歴史

スポンサーリンク

滞在先を登録するため、起きて公安で住所登録をする。30分ほどで終了した。そのまま中央駅に向かってチベット経由でネパールまで行けるのかを調べてみたが、入域許可証が発行できない時期だった。

Vivianも北京から戻ってきて疲れが溜まっている。二人して夕方までグータラ、ダラダラ、グダグダ。のんびり寝転がって過ごした。

スポンサーリンク

火鍋

夕方からVivianが昔働いていた職場の人たちと火鍋(Hot Pot)を食べに行くことに。

初、火鍋。注文はもうお任せ。メニュー見ても漢字しかないしわからない。なんとなくはわかるが、どれがどの部位なのか牛なのか豚なのか鳥なのか、それともやはり中国では4本足のものはすべて食材なのか。とりあえず肉がいいとだけ告げる。

まずはスープが卓上に準備される。

なんだコレ!?おぞましいほどの唐辛子と油。中国4000年の歴史の一端を垣間見る。四川、成都。内地での料理が発達してきたのだろう。もう辛い痛いの権化でしかない。麻と辣の世界。日本の味覚は通じない。食材をシャブシャブ風に火を通して、ゴマ油のタレにニンニクやらなんやらぶっこんだタレ(Vivianが作ってくれた)につけて食べる。口臭?ナニソレ?

3口食べたところで山椒で口が痺れて噛めない。Viviに「成都では赤ちゃんや子供もコレ食べられるの?」と聞くと、少しずつ慣れていくんだと。ビールと水を頼んでもらいながら食べ進める。辛みと痺れが取れてくると、痛辛ウマい感覚が病みつきになり汗と食欲が止まらない。

辛い。

痛い。

辛い。

痺れる。

痛い。

辛い。

本場で食べる火鍋はたまらなく美味しい。

強烈な辛さ。でもVivianや同席の人たちは、この麻(マー)と辣(ラー)の感覚が無いと食べたという満腹感が無いんだよと。昨日まで高熱にうなされていたはずなのに、発汗で全てが吹き飛んだ。

Viviが体調を気遣ってくれていたこともあり、宴もそこそこに切り上げてViviの実家に戻る。部屋で007を見ながら夜更けを迎えた。