8時に飛び起きて、ウォータールー駅に向かう。
楽しみにしていたサウサンプトンのCar Museumでの『BOND IN MOTION』を満喫できる。
ウォータールー駅
ウォータールー駅までは徒歩1時間程度だが、足取りは軽かった。
道中のホームズ・パブ。
さすがに朝早いということもあり、誰もいない。
写真を撮るには良かった。
窓にもホームズの趣向が凝らしてある。
9時過ぎ、ウォータールー駅に到着。
コーヒーを買い、調べていた9時35分発の電車に乗る。
自由席だったので、居心地の良い右窓側へ。
電車が出発して、しばらくした時だった。
ケツがムズムズする(・∀・)
ケツを掻こうとした右手をケツに伸ばしたら、何かが触れた。
「ん?(・∀・)」
俺はバッと振り返る。
イスから手が生えてるぅぅ!Σ( ̄Д ̄;)
俺の右手に当たったその手は、サッとひっこんだ。
俺はその手があった場所を凝視した。
うにょうにょうにょうにょぉ~~
ギィヤぁぁアァァァァァァァァァァΣ(゚д゚;ノ)ノ!
何これ、何これ、何これ!?!?!?
手が生えてきたよ、タスケテ・°・(ノД`)・°・
慌てて写真撮ったオレ、スゴイ。
そう、実は真後ろにスリがいたのである。
俺の真後ろに陣取ったスリ。
きっと頭髪からアジア人旅行者だと判断したのだろう。
新聞を開いて周囲にわからないよう隠した右手を、壁と椅子のスキマから通して俺の右後ろポケットをまさぐっていたのである。
俺の手が当たったことも、別のものに触れたと思っているんだろう。
まだ右手をうにょうにょさせ、俺のポケットがどこかと捜索している。
しかし、残念。
俺、ケツパンなんです(・∀・)
基本的に、股上の浅い細身のデニムが好き。
しかも、Tシャツの丈も短め。
お姉ちゃんを連れて歩くと、
「パンツ出てるからwwwズボンあげてwww」
と、よく可愛がっていただけるぐらいケツパン。
この時の俺も、もちろん股上の浅いデニム。
そう、スリのおっさんはひたすら俺のデニムの上から出た、ボクサーパンツ越しのケツを撫でまわしていたのだ。
なんてこったい(/TДT)/
しかも俺、この時サイフはカバンに入れてたんだよね。←
俺のケツを撫でまわすおっさん。
どうしていいかわからずチカンに悶える俺。
とりあえず、身をよじってかわしてみる。
どうしよう。。。
写真は撮った。
でもこれで証拠になるのか?
スリだってわめいたほうが良いのかな?
いや、でもそれで名誉棄損とか言われたら。。。
てかそもそもスリってなんて言うんだ?
シーフは違うだろ?
(後にpick pocketと言うと学んだ。)
ボールペンで刺してみる?
いや、スリなんだから指つかんで折ったほうが世のため人のためというものではないか?なんてことを考えていた。
「チッ」
聞こえるようなでかい声で、後ろから舌打ち。
男は立ち前方の車両に消えていった・・・
横のおばあちゃんに話しかける。
俺「あの男スリなんだよう(´□`。)」
おばあちゃん「あらあら、まぁまぁ。本当?大丈夫?」
俺「大丈夫ですけど、動転してどうしていいかわからなかったです。」
と、写真を見せてみた。
おばあちゃん「災難だねぇ、気をつけて旅行するんだよ。」
俺「うん(´・ω・`)泣」
その後、おばあちゃんと話がはずむ。
おばあちゃんは「母の介護に行くの。」とのこと。
どうやら終点まで行くらしい。
そして、先に降りる俺に、「旅行楽しんでね!」と言ってくれた。
こうして電車はサウサンプトン、ブロックンハ―スト駅へ。
改めて気をつけようと気付かせてくれた電車の旅でした。
しまった、スリの顔見忘れた(´・ω・`)