【四国一周の旅】木材と葛のツタだけで架けられた国指定重要有形民俗文化財『祖谷のかずら橋』

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天気は快晴!

焼けるような日差しの下、自然が恋しくなる夏の季節。

こんな時には愛車のランドクルーザープラドを走らせたくなる。

気付けば明石海峡を渡っていた。

居酒屋『のんき』

四国は高速道路が愛媛県四国中央市の川之江JGT(ジャンクション)を中心に四方に走っている。

瀬戸内海沿いに愛媛県の松山まで走る松山道。

よく大分の別府に渡る時に使う高速道路だ。

そしてうどん県で有名な瀬戸内海沿いに香川県を横断する高松道。

今回は瀬戸内海沿いではなく四国のちょうど中心あたりに向かう。

その時に走るのが徳島道なのだが、四国に入って鳴門からは大きく東側に逸れてしまう。

そのため、高松道の板野ICから徳島道の藍住IC間を下道で抜けることで、時短することができる。

関西圏の渋滞を避けるために早朝に家を出ていたこともあり、ちょうど昼前ぐらいには板野郡藍住町に入っていた。

お腹も空いてきて、道中でどこか入ろうと思っていたら美味しそうな店がまえに入ってみることにした。

【居酒屋 のんき】
住所:〒771-1220 徳島県板野郡藍住町東中富龍池傍示52-6
営業時間:10:30-14:00、17:30-22:00

居酒屋なのに昼間からやっていて、ランチも提供してくれている。

鶏唐揚げ定食910円
トンカツ定食910円

すごいボリューム。

茶碗蒸しがつくのが嬉しい。

こういうロードサイドでやっているドライバー向けのお店って安くて美味しいお店が多いよね。

明石海峡大橋から四国を抜ける人にはぜひオススメしたい。

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祖谷のかずら橋

祖谷川の清流にかかる祖谷のかずら橋。

向かう道中は本当に山が深いエリア。

車の前方には深い霧がかかっていて、少し不安になったが無事に到着。

これが日本三奇橋のひとつに数えられる祖谷のかずら橋だ。

祖谷のかずら橋は一方通行になっているので、入口まで向かう。

必ず歩きやすい靴で行くこと。

女性はヒールとか脱げやすい靴だと危ないかもしれない。

祖谷のかずら橋入口。

かずら橋は祖谷川にかけられている木とシラクチカズラのツタだけで作られている橋で、かつては大切な生活路だった橋。

現在では西祖谷の「祖谷のかずら橋」と東祖谷の「奥祖谷二重かずら橋」の2つだけが残っているようだ。

【祖谷のかずら橋】
住所:〒778-0102 徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
営業時間:8:00-18:00
入場料金:大人550円、子供350円
公式HP:https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/

料金を支払って、さっそく橋を渡ることに。

巨木に何本ものツタが巻かれていて、これが全てを支えている。

皆かなり恐る恐る渡っているようで、どうやら欄干につかまって渡っているようだ。

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いざ踏み出してみると、確かに思ってたよりも不安定。

というよりツタのしなりが感じられる。

柔らかな歩き心地でこれまで歩いたことがない感覚に襲われる。

欄干のツタは、苦手な人が見ると不安になるぐらい削れているようにも見える。

でもサバイバルをする人はロープ替わりに利用するぐらい強靭なツタ。

これだけで橋をかけてしまうなんて、なんとも驚愕だ。

祖谷のかずら橋は長さ45m、橋板の幅は2mあるそうだ。

なにかのダンジョンやアトラクションかと思うぐらい橋板と橋板の間が開いている。

子供を連れてくると喜びそう。

大人は恐る恐る欄干を伝ってカニ歩きしている人もいるけれど。

足元を見るとこんな感じ。

川面からの高さは意外と14mもある。

しっかりとツタが橋げたにからみついているが、橋板と橋板の間はスッカスカ!

橋板が無い場所の方が広いんじゃないかというレベルで足元は川面が見えていた。

顔を上げて川の上流の方を見てみると祖谷川の綺麗な眺め。

やっぱり旅と人生は下向いてちゃダメなんだね←

橋の中央まで来る頃には、飛び回れるぐらいにこの橋のしなりにも慣れてきた。

欄干にしがみついている方たちから白い目で見られるので、調子に乗るのはほどほどにしておいて。

写真を撮る時も、スマホを落とすことがないよう慎重に。

女性はヒールを落としてしまわないように気を付けて。

落としてしまったら駐車場まで戻るのも大変である。

約6トンのツタでかけられている祖谷のかずら橋。

一歩踏み出すたびにゆらゆらと揺れるかずら橋はスリル満点だけれど、そのしなやかさに自然の力強さも感じられることができた。

忙しない日々から離れて自然の空気を吸いながら、45mを1歩1歩ゆっくりと歩いてみる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?