世界一周から帰国した。Vivianも一緒だ。彼女は日本初観光、せっかくVisaも取れたので日本各地を巡ることにした。
同じタイミングで母親も実家がある宮崎に帰るというので、フェリーで母親と同行した。
到着して母親を宮崎駅まで送る。この時に世界一周から帰国して、久しぶりの日本のうどんを食べた。
Vivianは日本のうどん初体験。彼女はわかめうどん、自分は肉うどんを食べた。
久しぶりに食べるうどんはたまらんねぇ~。
青島神社
宮崎駅から南下して日南市へ向かう。宮崎駅からは30分もかからない程度だ。
綺麗な海岸線沿いに歩いていると、青島へ渡る橋にさしかかる。
抜けた先には波紋状の岩々になっている名物の『鬼の洗濯板』が。
鬼の洗濯板を眺めながら歩いた先に青島神社が出てくる。
Vivianはここで参拝前の手水を初体験。
身を清めて本殿へ。
ここ宮崎県は日本神話で日向国(ひゅうがのくに)と呼ばれて現在も神話の舞台になった場所が多く存在している。神話に出てくる兄の海幸彦(ウミサチヒコ)と弟の山幸彦(ヤマサチヒコ)。山幸彦が海幸彦から借りた釣り針を無くしてしまい、塩筒大神(ソヅツノオオカミ)の助言で海底に向かい、豊玉姫に出会います。この山幸彦と豊玉姫の間に生まれた子、鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)と豊玉姫の妹玉依姫命の間に生まれた子が初代神武天皇と言われています。
日向の地を統治していた海幸彦、山幸彦、塩筒大神、豊玉姫を主祭神とするのがこの青島神社。恋の結びつきなどから縁結びや安産、航海・交通安全などのご利益があるとのこと。
サンメッセ日南
青島観光を終えてさらに南へ向かう。宮崎を南北に抜ける道は海岸線を通っており海沿いのドライブが楽しめる。
この青島神社→サンメッセ日南も25分ほどで到着。
ここサンメッセ日南は「地球の真の平和を願い、太陽からのメッセージを受けて地球に許される生き方に気づくをテーマに設立された公園」です。実はここに、世界一周中には見られなかった世界遺産があるためぜひ立ち寄りたかった。
そう、モアイ像。
ここのモアイ像はただの模倣ではなく、世界で初めてイースター島の長老会からの許可を正式に得て復刻されたモアイ像。当時部族間の争いとチリ地震で荒廃していたイースター島のモアイ像たち、日本のメーカーや石工が現地のモアイ像修復に大きな貢献をしており、現在ではイースター島「ラパヌイ国立公園」が、ユネスコ世界遺産に登録された。その貢献した方々が許可を得て完全復刻したもので、アフ・アキビと呼ばれるこのモアイ像7体は実際に現地でモアイ像修復に携わった方々の手によって完全復刻された極めて貴重なものであるとのこと。
(注:イースター島の石は持ち出し禁止のため福島県の同じ凝灰岩で作られた)
このモアイ像7体には1体1体ご利益があるようで。
世界の文化財の保護・修復に日本人が貢献しているということ、率先して社会貢献する意識が感じるためか妙にこのモアイ像も誇らしげに見える。
イースター島のモアイ像復刻の貢献を表してサンメッセ日南にはユネスコ世界遺産事務局から43枚の世界遺産パネルが展示されている。
世界一周中に立ち寄った世界遺産、まだ見ぬ世界遺産がたくさん。
(ペトラ遺跡:世界遺産で一番高い入場料!?ヨルダンの古代都市ペトラ遺跡)
(ピラミッド地帯:ルクソール観光(王家の谷 アルバハリ寺院 ハトシェプスト女王葬祭殿 メディネトハブ寺院))
(ヌビア遺跡群:世界遺産発足のきっかけとなったアブシンベル神殿 記念写真にはコレを借りよう!)
(マチュピチュの歴史的保護地:大人気の世界遺産マチュピチュ遺跡の巡りかたと観光の見所)
このパネルを見るだけでも面白いので、ぜひ世界遺産に協力したこのサンメッセ日南を訪れてみてください。
鵜戸神宮
最後に鵜戸神宮へ。ここは鵜戸先岬にある洞窟の中に本殿がある珍しい神宮。
ここで大人気なのが「運玉投げ」!
100円の初穂料で1回5個の運玉を投げます。男性は左手、女性は右手。投げる前に1玉1玉願いを唱えます。
この亀のような縁起が良い形をした石に運玉を投げて、縄で囲った中に入ればもちろん甲羅に当てるだけでも願い事が叶うと言われています。
宮崎で日本神話の舞台、世界遺産、神宮と1日で満喫することができた。