(参考:モロッコに来たら絶対行きたい!サハラ砂漠ツアー1日目)
(参考:モロッコに来たら絶対行きたい!サハラ砂漠ツアー2日目前篇)
長く、長ぁ――――い車での旅も、もうあと少し。
窓から見える景色が荒廃していく。
緑が少しずつ減っていき、岩が砂になり、砂が黒くなっていく。
窓を見つめながら、思いふけっていた。



荒廃した大地は、ジリジリと暑かった。

そして、彼方に見えるサハラ砂漠。
少しずつ近づいてくる。

舗装された道路から外れると、道はガタガタ。
揺れる、揺れる!
サハラ砂漠入り口

ほぼ2日かけて、サハラ砂漠の入り口『メルズーガ』に到着。
サハラ砂漠の端にある建物で、茶をいただきながら荷物整理し、
砂漠に向かう準備をする。

荷物をまとめ、俺らを乗せるラクダたちとご対面。

砂嵐がひどいので、布っきれを巻く。
手に持つのは、ラクダのコブに敷く敷物。
直に乗るとけっこう痛いらしい。
これ、普通のラクダ。

これ、俺の乗るラクダ。

えー、コイツ、目ラリってません!?ヽ(;´Д`)ノ
俺が乗ろうとしたら、暴れる暴れるwww
順々に、皆がラクダに乗っていく。

皆が乗ったところで、
「いざ、キャメルライドにしゅっぱーつ!」
キャメルライド

さばーくー♪

この影がまた幻想的♪


先頭を歩く彼。
彼はラクダには乗らなかった。
ブラジルから4人で参加したグループのうちの1人なんやけど菜食主義者、ベジタリアンらしい。
菜食主義者って、こういうのもダメなんだね。




両サイドは遥か彼方まで続く砂のみ。


砂の造形がたまらない。




日差しに照らされるキャメルライドの影。
雰囲気満点である。




だんだん日も傾いてきた。




そして、およそ1時間のキャメルライドも終わり。
ラクダ君、ありがとー♪

砂漠で楽しむアクティビティ『サンドボード』
宿といっても簡易なテントが立ててあって、皆そこに荷物を置く。
しばらくは砂と戯れることとなった。
ガイドがボロボロになったスノーボードを1枚持ってきた。
これでサンドボードをしろ!ということらしい。
ブラジル人のうち、1人が挑戦。→滑れない。
スノーボード経験者のイタリア♂がトライ→ちょっと滑って転倒。
そして俺の番がまわってきた。

同じツアーになった日本人から、「頂上まで行けー!」とハッパかけられるw
でも、上のほうに行くと砂が柔らかく、斜度も急で足が進まない。
空気が暑く、吸うとノドが痛い。
板を装着しよーとするも、バインディング壊れまくりだった。
右足は全く固定できず。
左足もつま先は固定できず。
それでも、滑り下りる自信があった





上から下まで全抜き!
同じツアー客とガイドから拍手喝采
ガイドいわく、上から下まで滑り下りたやつを初めて見たらしい。
そう、実は俺スノーボードが大好きで、大学の時、冬の間は雪山に篭って滑ってたぐらいだった。

なので、多少バインが壊れていよーが滑るぐらいわけもない。
いやー、拍手喝さいが気持良かったヘ(゚∀゚*)ノ
こうして、サハラ砂漠の日が落ちていく。
砂漠の晩餐

夜は皆でテーブルに集まり、茶をいただく。

茶とともに、ガイドが打楽器を演奏してくれる。

ガイドが飯を作る間は打楽器をみんなでまわし打ち。

ブラジル人が打楽器を打ちだしたところで、カポエイラを始めだして大盛り上がり。


ここで食べたタジンも美味しかった。

夜、皆がテントで寝るところ、俺は砂丘の斜面で寝た。
毛布に包まって、大地に抱かれ、満点の星空を見ながら。
まるでプラネタリウムのような星空は、手が届きそうなほど近かった。