ピピ島最終日。あいにくの雨期の旅だったけれど、やっぱりこの南国ビーチ離島に来た雰囲気はなんともいえない。
バックパッカー的な島だなと感じる。
独特の様相をしている船の装飾だろうか。
この海の色だろうか。
やっぱり来てよかった、ピピ島。
ピピ島ビーチ
ピピ島のビーチへ。
少し濁ってはいるけれど、やっぱりいい海の色をしている。
ビーチも白砂が綺麗で、昨日の夜の雨で少しシットリしているけれど歩きやすい。
雲が、多いなぁ。
海が見えるレストランで朝ごはんのようなお昼ごはん。
どこでも食べられるカオパット(チャーハン)。
タイ米のチャーハンもパラパラで美味しいんだよなぁ。
お腹が膨れたところで海につかる。
いつも海を見て、考え事をする。
それがとても気持ちいいのだ。
はるか遠くに見える水平線。
波音を聞きながら、プカプカしたりダラダラしたり揺られたり。
この時も2-3時間はいただろうか。
存分にピピ島の海を肌に染みこませた。
プーケット帰還
帰りも他の乗客がゲロゲロに酔っている船でプーケット島へ戻ってきた。
帰りは夜の雨の影響か、さらに波が高くて自分も危なかった。
酔いどめを持ち歩くようにしているので、もちろん大丈夫だったけれど。
ピピ島へ行く人は気を付けてね。
(参照:プーケットからピピ島への行き方!The Beach撮影の舞台となったピピ島訪問で注意したい船酔い)
プーケット島に戻ってきたら、とりあえずビールでしょ。
まだ船に揺られているような感覚を残しながら、ピピ島を振り返りゆっくりビールを味わって暑い夜を過ごす。
なんてことはない、どこにでもありそうなタイの街角に出ているお店。
適当にメニューからつまみを選ぶ。何が出てきてもタイ料理美味しいし。
ビールをおかわりして、空心菜炒めとマッサマンカレー。
暑い気候にスパイシーな料理が合う。
空心菜炒めはニンニクがしっかり効いていて食べ応え十分。
さて、飲み歩こうか。
人生で初ペイバー
やっぱりここバングラ・ロードが面白い。
年中ドンチャンやっている多くの人が行きかうストリート。
大好きな場所だ。
フラりフラりと通りを歩いていく。
クラブからテーブルにポールが立っているポールダンスバー、バービアから落ち着いたバー、皆さん大好きGoGoバーまでなんでもありだ。
ただ世界的観光地なだけあって、少し品はいいかもしれない。
1件のお店で呼び込みにあい、飲むことに。
横に女の子がついてくれた。
名前はS。
彼女はしっかり英語が喋れるので聞いたら大学も出ているとのこと。
すっかり仲良くなってしまった。いや、彼女はそれが仕事なのかもしれないが。
他の日本人客が置いていった日本語・タイ語の簡単な通訳本も持ってきてくれて、お互いの言語を逆にして話してみる。
元気ですか?
こんにちは!
あなたの名前は?
兄妹はいますか?
おいくつですか?
好きな食べ物は何ですか?
あなたの趣味は何ですか?
車を持っていますか?
彼氏はいますか・・・?
自分の拙いタイ語を面白がって聞いてくれる。今考えたらずっと手を握ってたな。
そこから少しお店が忙しくなってきた。
彼女も席を離れて、接客に入らないといけないようだ。
翻訳本を指さして、『今日・一緒・帰る。』
「ペイバー」とすんげぇ可愛い顔で言われた。
どういうこと?と聞くとケラケラ笑ってる。
何だ?ペイバーって。
あぁ、そうか。これがペイバーっていうことか。聞いてはいたがこれが初めてのペイバーだった。
バーにいくらかフィーを置いて、一緒に帰る。ということ。
普段ならあまり気にもせず興味も無いが、なんとなく今日は彼女との話が楽しすぎて、ゆっくり話したい気分になり約束をすることに。その間でたくさんのグループやなんやを彼女は接客するも、都度席に戻ってきてくれてちょっかいかけてくる。
なんかボスにおごられたりしながら、彼女のお酒も切らさないようにしつつ。
出入りしやすいイスからソファに移動してのんびりお酒を飲めるように。
戻ってきた彼女は満足そうで、ひとしきり接客して店内も落ち着いてきた。
ゲームをしませんか?
ここからタイではメジャーな四目並べをさんざんやらされた。
もちろんテキーラもいっぱい奢ったよ。でも、最終日だ。
元々宵越しの金は持たないタイプで、店内全員にテキーラをおごっていい気分になってきた。
といっても、それでも日本で飲みまくる夜なんて比じゃないぐらい、1万したかしないかぐらいで。
彼女が使いすぎないように目配りしてくれてたおかげなのもあるかもだが。
彼女も飲み疲れてきたようで、そろそろかな?とお互いに目配せしながらお店をチェックした。
タイでシメのラーメン『クイティアオ』
タイでも食べたいシメのラーメン。タイではクイティアオって言ったら通じる。
お店を出てバングラ通りを歩きながら、腕を組んでいる彼女にちょっとお腹空いたと告げる。少しでもデートらしいことがしたくなったのだ。一緒にホテルに戻る前に食事でもしたいじゃないか。
彼女も笑いながらお腹が空いたと言う。
どこか美味しいところ知ってる?と聞くと、彼女はヌードルが食べたい!と言う。
どうやらヌードル大好きらしい。これはいい。
自分もシメに麺が食べたいと思っていたところだ。
こういう時に連れて行ってもらえる地元の人が食べる物って外すことが絶対ない。
が、そもそもメニューがお店に無い。
彼女がどんなの食べたい?とか色々聞きながら自分の分を注文してくれた。
彼女は自分の分をタイ語でゴニョゴニョと頼んで自分を席へ座らせる。二人分のお水を取ってきたり、出来上がった丼を持ってきてくれたりとすごく甲斐甲斐しく動いてくれた。
彼女が運んできてくれたシメのラーメン。1杯30バーツぐらいで100円ぐらいだろうか。
すごくすっきりしたスープだがこれがめちゃ美味しい。
暖かい気候でラーメンを頼むっていう感覚がなかったが、このクイティアオはすこぶるウマい。
少しハーブの香りもしてすごくそれが南国感を増して清涼感と食欲を掻き立てる。
テーブル上には追いハーブがガサッと置いてあって、好きに入れられるようだ。
一方、彼女の丼はどす黒い辛味をまとっている。
自分が写真を撮る間にチリソースや砂糖やなんやをしこたまブチこんでヌードルとはいえぬ代物を作り上げている。
ひと口スープをもらうも、とても食べられそうな代物ではなかったw
完食して、彼女と部屋へ。
どうりで、タイにハマる人がたくさんいるわけだ。楽しすぎる。