台湾観光で外せない見所|千と千尋の神隠しの街『九份』に行くバス停には要注意!世界四大美術館『国立故宮美術館』

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心地よく台湾での目覚めを迎えた。お腹はすでにペコペコ。

朝食にガッツリいただく角煮魯肉飯(ルーローハン)。

アジア旅行に出てきたら、現地のぶっかけ飯が安くてうますぎる。

現地の味で身体を馴染ませて体力を充実させる。

今日は朝から夜まで観光に行きつくす。

まずは世界四大美術館のひとつとも言われる『国立故宮美術館』へ。

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世界四大美術館のひとつ『国立故宮美術館』

誰が言いだしたのか、世界四大美術館。

・フランスのルーブル美術館

(参照:パリ・ルーブル美術館、モナリザ、サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス、オルセー美術館

・アメリカのメトロポリタン美術館

・ロシアのエルミタージュ美術館

ここまでが三大美術館。

あとひとつに数えられるのが、スペインのプラド美術館

(参照:プラド美術館|スペイン観光で絶対見ておきたいゴヤの作品

か、ここ国立故宮美術館が数えられる。

国立故宮美術館には歴代の宋・元・明・清王朝の歴代宮廷が所有した宝物が展示されている。

なんでも第二次世界大戦時、内戦の激化とともに重慶を経てここに所蔵されてきた背景があるようだ。

館内には約68万点の中国の秘宝が所蔵・展示されている。

有名なのは肉形石や翠玉白菜、雕象牙透花人物套球だろうか。

24層に精巧な彫刻が施された雕象牙透花人物套球、天然翡翠から生まれた世界一優美な白菜。

これ意外にもなんともいえない静かな色味をした数多の青磁器などの見所がたくさんあった。

暑い台湾、涼みながら日中楽しめること間違い無し。

中国4000年のお宝は見応え抜群だった。

九份への行き方

故宮美術館を出て、今日は行きたいところがある。

千と千尋の神隠しの舞台になったとも言われる街、九份だ。

バスが出ている忠孝復興駅に向かう。

忠孝復興駅を出て、ここでちょっとしたトラブル。

バス停が無くなってしまっている。困った。

困惑していると、オジサマたちが寄ってくる。

『ここのバス停は無くなったよ。』『タクシーで行こう!』『安くしておくよ!』

お決まりのセリフである。

どうしよう、困った。。。

本当に困って結論を出せずにいた。

残りの滞在日数的にも今日九份には行っておきたい。

と弱りに弱っていると、ふと目に入った電柱。

見た瞬間海外慣れしているとはいえやはり余裕が無かったんだなと自分の間抜けさ具合に笑えてきた。

めっちゃ丁寧にバス停移動しました!って日本語で書いてくれてるやんw

おっちゃんらにバイバイしてバス停へ。

以前は「忠考東路三段」道路沿いだったのだが、現在では「復興南路一段」側に移動している。

せっかくなので忠考東路三段沿いのローカルのお店で肉まんを買って食べながらバス停へ移動。

左スミに九份の文字。1062系統。

間違いなく、ここでバスに乗れば辿りつけそうだ。

無事に乗車。台湾の甘いお茶をお供に約80分のバス旅だ。

ノスタルジックな黄金街『九份』到着

19世紀末に金の採掘で有名になった九份は、金山の閉鎖とともに衰退。

しかしそのノスタルジックでレトロな街並みが映画の舞台にも選ばれ次第に注目スポットとなった。

現在では台湾を代表する観光スポットだ。

無事に九份に到着。

バス停に九份観光マップ看板があったので、写真に撮って参考にしながらまわることにした。

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「基山街」(シーシャンシジエ)

九份には昔ながらの食堂が集まる「基山街」(シーシャンシジエ)やカフェが集まる「豎崎路」(シューチールウ)といったストリートがあり、順に巡ることにした。

多くの飲食店が並んでいる。バス旅を経て来た観光客にとってはたまらないストリート。

肉まんを食べてしまったのが悔やまれる。

「豎崎路」(シューチールウ)

フォトジェニックなストリートの「豎崎路」(シューチールウ)。

石段のけっこうな坂道を上っていく。

見えてきた、神隠少女湯婆婆的湯屋。

阿妹茶酒館

元々金山が栄えていた時代に鍛冶屋だった建物を利用して、現在ではカフェとして営業している。

その建物はまるで神隠少女湯婆婆的湯屋。

そう、映画『千と千尋の神隠し』の舞台では、と話題にもなった建物だ。

薄曇りだったが、せっかくなので九份の街が見下ろせるテラス席でお茶を飲むことにした。

でかいポットに並々のお湯が入っている。これ、1人分。

台湾のお茶セット。

この木枠は下が湯受けになっており、ポットを温めてそのまま下にこぼしたりもできる。

贅沢に菓子をたっぷりつけてもらった。お茶と4種の菓子セットで300元。

替えの茶葉もついており、何度でも気のすむまでお茶を楽しむことができる。

自分も静かに景色を眺めながら、旅路を振り返っているとフト隣から声をかけられた。

「兄ちゃん日本人かいな?」とおばちゃん4人組の一人。

どうやらツアーで来たようだ。

「あんた一人か?こんなところで一人でお茶を楽しむなんて、かっこええ兄ちゃんやなー!」なんて言われながらおばさまと少し会話を楽しむ。

元々世界一周していたこと。

旅好きなこと。

時間ができ少し台湾に来て、九份に来たこと。

おばさま達としばし会話を楽しんで帰られた後も、暗くなるまでここにいた。

【阿妹茶酒館】
住所:市下巷20號
営業時間:08:30-24:00

九份からの帰り道


外はもう真っ暗。提灯が灯っている。

こうして見ると、本当にあながち神隠少女湯婆婆的湯屋っていうのも嘘じゃないと思えるぐらい幻想的な雰囲気だった。

アジアの日中は暑く、暗くなってきてから街も盛り上がってくる。

まだまだいてたかったが、帰りのバスのこともあるのでお茶でたくさん写真を撮ってバス停に戻った。

同じく帰りも1062系統に乗れば、元いた忠孝復興駅へ。

どこの国に行く時もそうだけど、携帯に現地の路線図を画像で保存しておくと便利です。

国立故宮美術館と九份、見応えのある1日だった。