目が覚めると体調はほぼ元通りに戻ってきたので少し安心する。
2日間シャワーを浴びていないので全身が気持ち悪い。
朝に髪だけでも洗おうかと思ったが、寒さと冷えと、バスで体調を崩したくなかったので諦めた。
明日は出国の日、成都へ戻る。
九寨溝から成都への帰路
5時半に起きて、6時半のバスで成都へ。
正直少しでも早く成都へ戻りたかった。
10月だというのに雪が積もるところを歩きまわり、完全に四季が狂って寒さに身体がやられている。
帰りのバスはこれでもかとかっ飛ばしてくれてかなり順調。
これは成都へ早く帰れるのでは!と思っていたところだった。
あと2時間を切ったぐらいのところでバスの後方から白煙が止まらなくなった。
乗客全員が降ろされる。
スタッフが車両を確認する。
運転手がアクセルをふかすと、マフラーからバックファイヤーが出た。
これはあかんわ。。。
アスファルトがバックファイヤーで黒焦げ。
代わりのバスを待つことに。
同車両のフランス人カップルをVivianと「これも旅だよね」と宥めたり話し相手をする。
老年の男性からは、「お前は日本人か?」と話しかけられる。
質問に善意か悪意かを図り兼ねるもYesと答える。
この時の中国では反日の気風も強く、Vivianも心配で横で聞いていた。
でも彼からは「日本の政府は好きじゃないけれど、日本人は大好きだ。」と。
皆が突然に起こった事態の中お互いにコミュニケーションを取って各々過ごして意外と苦にならない待ち時間を過ごした。
3時間後に代わりのバスが来て、18時過ぎ、12時間で成都に到着した。
火鍋の名店 錦城印象
先のフランス人カップルを案内しながら、マンションに戻った。
(参照:成都の高層ビル 不動産 賃貸マンション)
帰って浴びた温かいシャワーの気持ちよさがたまらない。
出国準備のため荷造りをして、最終日はVivianの友達も集まってくれてやはり火鍋を食べることにした。
有名店のようで、店内も賑わっていた。
出てきたスープはやはり真っ赤。
中央にキノコのスープが入ってる。
少しだけ食べ慣れてきた麻と辣の楽しみも今日が最終日だと思うと少し寂しく感じる。
この缶に入っているのは特製の香味油、風味はゴマ油みたいだ。
日本でいうお鍋のポン酢みたいなもん。
これにおろしにんにく、ネギ、パクチーなんかをVivianが加えてくれて、つけダレが完成。
猛烈に辛いし、痺れるし、でも美味しいし。
本場の火鍋はひと味もふた味も違う。
最終夜の集い
Vivianの友達がどんどん集まってきて、カラオケへ。
痺れる口を鎮めるためにコンビニで水分を摂取しながら向かう。
もう何度目だろう、少しずつ中国のカラオケで歌われる曲もわかってきた。
Vivianが何度も歌ってくれた我的歌声里は、特に印象的だった。
シメはやっぱりBBQ!
成都 肖家河 焼烤店
BBQを食べながら、Vivianの友人たちから色々中国語を習う。
中国、成都、最後の夜を終えた。