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狂乱の街、パタヤで朝早くに目覚める。昨日の気持ちよいお酒を逃がすために少し散歩へ。
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昨日のウォーキングストリートからちょっとしか離れていないのに静まりかえった朝。
30分ほど散歩して戻ったら、同行していた子も起きて準備を始めていた。
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のんびりと朝から女の子が準備する様を眺める時間っていいよね。
男ならわかるはず。
パタヤ時間が流れます。
準備しながら「お腹空いた。」を連呼するこの子はお腹空かせておくと危険なので、早々に朝ごはんに連れていく。
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昨日はタイ料理だったので、朝は食べやすいように食べ慣れたピザへ。
初めて来たけど意外とイケる。
パタヤで食べるとちょっと割高に感じてしまうので、一人で来ることは無いだろうけど。
サメット島へのフェリー
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ホテルをチェックアウト。
何年ぶりかとバーンペー港へと向かう。今回は2人旅で予算にも余裕があるのでタクシーで。
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ちょうど高速艇が出る時間で、トイレに行く間もなく飛び乗った。
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この詰め込まれた感じ、懐かしい。
高速艇なので仕方ないけど、まるでジェットコースターみたいで同乗していた皆でワーキャー言っていたらアッという間だ。
20分ほどの船旅は、船旅というにはあまりに水しぶきを浴びすぎる。
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見えてくる懐かしいサメット島の入り口。
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サメット島の入り口、ナダン港に入港。ここナダン港にはすごい像が建立されている。
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胸がすんごい。タイの古典に出てくる鬼女の像らしいが、まるでサメット島に帰ってきた自分を待ちわびていたようにも感じてしまう。
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パタヤを出てからトイレにも寄れてなかったので、ようやくここでひと息。もうすでにハンパなくあっつい!
サメット島内を散策
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戻ってきたサメット島。
色々他にもホテルがあったが、やっぱり前回泊まったところに戻りたいと思って同じSmile Sametホテルへ。
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チェックインして部屋に荷物を置き、早速バイクを借りてツーリングに出かける。
懐かしい海を見ながら、まずは現地でおばちゃんが作っているレストランでランチにすることに。
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待ち時間も楽しそうw
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ゴロゴロしながらのんびり注文の出来上がりを待つ。
サメット島の地図には載ってない小さなお店。Koh Samet Beachに行く手前ぐらいだろうか。
おばちゃんがフライパンを振り振りしていて、まさにタイの海の家の料理。
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タイに来たら食べたくなる。
暑い気候に抜群に合うイサーン名物激辛料理のソムタムと海といえばパッタイ。
彼女いわくこの旅で1番このパッタイが美味しかったらしいが、確かにここのパッタイは抜群に美味しかった。
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ここで気になる壁画が。前回この島に来た時はこんなの無かった。夜はバーとしても運営しているようだ。
お腹にたまったところで、この島で1番好きなビーチへ。
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Ao Prao Beachだ。
そう、世界一周の最後の日に旅の終わりを決断した場所。
懐かしさがこみあげる。
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街は少し変わったけど、ここAo Prao Beachの景色は少しも変わっていなかった。
島で唯一西側にあるビーチだ。
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思い出されるのはVivianと出会った世界一周の旅。
あの日帰国を決断した夕陽が懐かしくて、陽が沈むまでビーチでただただ波に揺られていた。
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サメット島の宴
ホテルに戻ってシャワーを浴びて、ちょっと落ち着けばお腹が空いてくる。
お酒の時間だ。
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まずはシンハービールで乾杯!
タイでビールといえばコレでしょ!
夜は長いので、軽くBBQレストランでつまみながら旅の語らいの時間を過ごす。
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タイのBBQレストランはどこも焼きたてアツアツで出してくれて、温暖な気候にビールとたまらない美味しさ!
食後はサメット島で夜の散歩。
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同行した子はここでタイマッサージに興味津々。
なんでも日本でマッサージを受けるといい値段するのが、タイではわずか100-200バーツ程度。
行かないわけにはいかないと、なんとも女の子らしいタイの楽しみ方。
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たぶん、ここやったと思われるんやけど。
揉み返しが強い自分は今晩はマッサージはパス。
一人サメット島の夜を楽しむ。
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数年前はまだまだ素朴な漁村で、こんなパリピ受けする島じゃなかったのになぁ。
これも餃子資本がなだれ込んでいる影響かと思うと、悲しくなる。
都会のバーさながらの品ぞろえになり、島の雰囲気は少しずつ薄れてしまっていたように感じる。
思い出の風化のようで、少し寂しい味のお酒となってしまった。
1杯飲んで、マッサージを終えたところを合流した。
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二人で海岸に出る。Sai Kaew Beachの方へ。
Sai Kaew BeachからAo Hin Khok Beachにはビーチ上に所狭しとビーチバーのイス・テーブルが並ぶ。
ここサメット島では名物のファイヤーダンスを楽しむことができる。
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ただ、あいにく今日は満ち潮のサメット島。
ビーチ幅が狭く、かつて見たサメット島のファイヤーダンスはここには無かった。
もちろん、かつてファイヤーダンスを踊っていた踊り主たちとの再会も叶うことは無かった。
かつてAV好きドイツ人からもらった懐かしいバケツ酒。
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爆音のビーチバーで狂ったほど飲んだ夜。
かつての痛飲したお酒とはまた違うけれど、ゆっくり波音と楽しむには十分か。
世界一周を懐かしむにはあまりにも時間が経ちすぎていた。
酔えないお酒に、もう1件付き合ってもらう。
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変わりゆくサメット島と、自分。
時の流れを感じるには十分すぎて、少しだけプーケット島ではなくサメット島を選択した自分を悔いた。
思い出は思い出で良かったのだから。