【さくら観光高速バス乗車体験】3列シート「リラックス3」で大阪から博多へ!

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普段は飛行機や新幹線を利用することが多い私だが、遊びすぎて少し懐が寂しくなってきた。

ふと思い立ち、博多まで行くのに時間はあるのだから夜行バスを使わない手はないと考えた。初めて3列シートの夜行バスを利用したので、乗り心地や設備を記録しておくことにした。

座席間をプライベートカーテンで仕切って個室感覚で乗れるリラックス3は女性にも安心と謳っており、ぜひ乗車感や利用の参考にしてほしい。

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夜行バス利用に至った経緯『安さ』

同じ日程で、飛行機・新幹線を考えていたが意外と交通費がかかってくることに気付いた。

私が乗ろうと思った日程だと、

飛行機(伊丹空港→福岡空港):Peach便で約10,500円。JAL便で14,000円。飛行時間は約50分。

新幹線:のぞみN700系で15,480円、所要時間は2時間28分。

今回時間はあるので鈍行電車で行ってみようとも思ったが、9,950円で時間にして12時間48分もかかる。それならばいっそ夜行バスを検討してみようと思った。

調べてみたところ、さくら観光というところがさくら高速バスを大阪博多間で運行していた。片道4,400円。10時間で博多に着く。あまりの安さに驚愕と心配が拭えない中、乗車バスを調べてみた。

女性にも安心の全席独立シート「リラックス3」

安さに魅力を感じていたものの、4列シートのバスでの移動は世界一周中に何度も長距離移動を経験している私でも避けたかった。見知らぬ人と隣り合わせて10時間は辛い。

幸い大阪→博多間はリラックス3という3列シートのバスが運行されていた。

リラックス3の特徴は席1席が独立していて座席間をプライベートカーテンで仕切っており個室感覚で利用ができること。車内には安心のトイレ付き。これならば隣席を気にすることなく乗れそうだ。

しかも乗務員は2名というのも不慮の事態などには安心できる要素だ。

【シートタイプ】リクライニング最大角140°、座面幅49cm。

【座席数】横3列×縦10列

【車内装備】Wifi、コンセント、テーブル、ドリンクホルダー、フットレスト、窓側カーテン、読書灯、ブランケット(2021年時点ではコロナ禍のため無し)、パーソナルカーテン。

深紫外線LEDで菌・ウイルスを除菌消臭対応。

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さくら観光高速バス予約

予約は至って簡単。公式HPなどから当日乗る便(乗車場所・降車場所)を指定して、人数を入力。

あとは氏名を入力するだけなのだが注意点が2点!

1点目は座席指定をすると500円がかかる。これはLCCなんかでも一緒だ。私は長時間乗り物を乗る時は右の窓際と決めているため、500円追加で払って席を指定した。

2点目はクレジットカードですぐに支払いを済ませれば問題ないのだが、予約をしてから支払いまでに期限があること。支払い情報を入力しなくても予約をすることができてしまうので、支払いを失念して期限切れになりキャンセル扱いになってしまうことがあるようだ。現に私が乗車する時も予約完了できていないグループが右往左往しており結局座席が無く乗車することができなかった。

支払いが完了すると、『さくら観光 お振込完了通知兼乗車券』というメールが届くので、必ず予約を確定して利用したい。

【22:40 LINKS UMEDA到着】集合場所にコンビニがあって便利!

今回乗車するのは大阪23:10発、途中神戸に24:10に立ち寄って博多09:00着のAT97D便。

乗り場となるLINKS UMEDAへ向かった。

大きくなったヨドバシカメラ マルチメディア梅田に隣接するLINKS UMEDA

JR大阪駅からヨドバシカメラ マルチメディア梅田方面に向かい歩いて10分程度。

各私鉄の梅田駅からも10分程度で着くためキャリーケースを引いて歩いても苦にならない距離だ。

グランフロント南館から見た時のLINKS UMEDA入口
入ってすぐにファミリーマートがあるため車内で必要なものを購入するのに便利。
LINKS UMEDAに入ってファミリーマートの前がさくら高速バスの待合になっていた。

【23:00 リラックス3乗車】トランクに預けられる荷物サイズは!?

大阪から各地に向かうバスがひっきりなしにやってくるため、自分のバスがどれか不安になるかもしれないが、乗車は大体出発時間の10分前から点呼が始まるため、焦らなくても大丈夫。

案内の係は声を大きく張り上げて呼んでくれている。

リラックス3は白の清潔感ある外観
桜柄が綺麗な模様のリラックス3

呼ばれたらバスへ向かい、バスの入口で氏名を告げる。予約・支払い後に届いた『さくら観光 お振込完了通知兼乗車券』メールも控えておきましょう。

バスのトランクに預けられる荷物はケースサイズ(30cm×50cm×90cm)まで。飛行機の機内持ち込み用より断然大きなサイズに対応している。

乗車のタイミングで乗務員に預けてトランクに詰め込んでもらおう。

リラックス3の設備

いざ乗り込むと、車内は満席。半個室になるため女性も安心して利用できるためか半分は女性グループだった。着席して、色々と座席回りをチェック。

クッションは程々の硬さで、広くはないもののゆとりを持って座れる。通路側にカーテンがあるおかげで、周囲の目は全く気にならなかった。早速クツを脱いでフットレストに足を置き、まさにリラックス。

足元にドリンクホルダーが来るのは少々使いにくいため網ポケットに入れたほうが良いかもしれない。

背もたれには荷物をかける用のフック
取扱い説明
座席の下にレッグレストも収納されている。
バス右側の座席ではコンセントは右側の壁に付いていた。
残念ながら無線LANはかなり繋がりが悪い。事前にデータはダウンロードしておくのが賢明。
右肘掛けの中にサイドテーブルが格納されていた。

リラックス3の最大傾斜角度140度にして横になる。フラットにはほど遠いが、足下のシート間隔が93cmあるため足を広げたりと不自由までは感じなかった。

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【23:10 満席でLINKS UMEDAを出発】

バスは定刻通り出発した。

出発すると、乗務員からアナウンス。窓側のカーテンは開けないようにとか座席を倒す時には後ろの席の方に配慮するようになどの指示がある。神戸までは電気が灯ったままの走行だった。

【24:10 神戸を出発】消灯後の運行や休憩について

神戸を出発すると、先ほど大阪を出発した時と同様のアナウンスがあった後にすぐに完全消灯された。

休憩は3回あり、兵庫県の三木サービスエリアや広島の福山サービスエリアなどに立ち寄って福岡へ。

休憩の度にアナウンスはないが、出発前に乗務員の方が乗っていない人がいないかきちんと点呼を取っていたのが好印象だった。

この日は最高気温が23度、最低気温が10度ほど。夜は少し冷えるぐらいだったが大阪で乗車した時はバスの中が少し暑いかな?というぐらいですぐにウトウトしてきた。兵庫県の三木サービスエリアに停まったあたりは記憶にあるが、それ以降は停車の時にうっすら目覚めるぐらいで到着までしっかり寝ることができた。

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【08:50予定より少し早く博多に到着】安眠するために絶対持っておきたい持ち物

しっかり睡眠を取り、予定より早く博多駅近くのHEARTSバスステーションに到着した。

周囲の利用していた客層が良かったことも影響しているかもしれないが、今回乗車した「リラックス3」では車内も静かでしっかり睡眠を取ることができた。格安で都市間を移動したい人には3列シートのバスは有効な移動手段になってくる。

ただ、乗車する中で気になった点もあり以下の持ち物は持ち込むことをオススメする。

・水分

エコノミー症候群を防ぐためにも必須。実際夜中にノドが乾いて2度ほど水分を取った。500mlのペットボトルを買って、3分の1程度残ったぐらい。上述した出発場所のコンビニでも購入可能。乗り物酔いが不安な方は合わせて酔い止め薬も飲んでおきたい。

・アイマスク

しっかり睡眠を取るためには必携。3度の休憩の際に、アナウンスは無いがバス内の電気が点灯する。乗車当初はアイマスクを着用していなかったため、三木サービスエリアで寄った時に起きてしまった。アイマスクをつけたほうが断然安眠できる。

・上着1枚

これも移動時には自分の温度調整ができるよう余分に1枚持っておくことをおすすめ。私が乗車した時も、少し肌寒いかな?と感じる時間帯があった。広島を通過する時に標高375mまで上るため、走っている場所も関係してくるはず。

久しぶりに夜行バスを利用して、大幅に快適になっていることに驚いた。移動にお金をかけず到着した朝からアクティブに動きたい人にはリラックス3は有力な移動手段になるはずだ。

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