
四国一周の旅のツヅキ。
(参照:【四国一周の旅】木材と葛のツタだけで架けられた国指定重要有形民俗文化財『祖谷のかずら橋』)
徳島県三好市から山を抜けて裏側の高知市内まで愛車を走らせていた。
久しぶりの高知で、ひろめ市場にも行ってみたが人も多くコロナ禍で食べる気が失せる。
プラッと入ったお店でカツオの塩タタキをつまみながらのんびりとお酒を頂いていると少しエンジンもかかってきた。
まだまだ飲みたりなくて、ガッツリ食べたいような、でもあっさりシメたいような、そんな気分に応えてくれる高知名物の屋台餃子を食べに行くことにした。
髙知名物屋台餃子『安兵衛』
旅先で餃子食べ歩きをするぐらい餃子は大好きだ。
ここ高知にも屋台があり、名物になっているお店がある。
髙知名物屋台餃子『安兵衛』だ。

酒飲みが多い印象もある高知県。
今でも博多ほどではないにしろ街中でチラホラと屋台を見かけることがある。
飲みのシメに屋台のラーメンといきたいところだが、ここ高知ではお酒のアテも多く置かれていたようだ。
その中でもここ『安兵衛』の餃子が食べやすくて美味しいと評判になり、お酒のシメは餃子という文化が生まれたようだ。

軽くカツオのタタキとかをつまんだ後なので時刻は22時を過ぎているのに、この行列!
でもそこは屋台、サクッと飲んで帰る人も多く回転は早い。
作るスタッフと片付けるスタッフも動きがしっかり分けられていて、気持ちよくお酒が飲めるようになっている。

屋台で飲食するにあたっての注意書き。
確かに大声での歓談は迷惑になりそう。
この時はコロナ禍でマスクをしている人も多く、皆ルールを守って利用していた。
15分ほど待つとカウンターに案内してもらえた。
『安兵衛』の餃子

目の前でテキパキと作られていく餃子。
餡も毎日手作業で野菜を刻んでいるようで、最後の包む作業も手作業で目の前で作られているのが見ていても楽しい。
小ぶりなサイズで1人1皿いけそうだったので、餃子を2人前とラーメンを注文。
提供もかなりスピーディー。

パリパリに焼き上げられた餃子の登場だ。
ここまで綺麗に焼き上げられた餃子はなかなか見ない。
まさに黄金色の焼き色である。

餃子の餡には豚肉・キャベツ・ニラ・ニンイク・ショウガが入っているようで、野菜割合が高めとのこと。
野菜の水分が多いため作り置きも出来ず、目の前で注文に応じて餃子を包んで提供していくスタイル。
高知産のニラとショウガを使っているようで、確かにこれはパクパクといけてしまう。
パリパリの皮、ジューシーな餡と野菜の歯ごたえ。
飲みのシメとして利用しても食べやすいし野菜の食感で満足感もある餃子だ。
『安兵衛』のラーメン

屋台といえばやはりこれ、ラーメン。
安兵衛のラーメンはまさに「こういうのでいいんだよ!」と言いたくなる醤油ラーメン。
1枚乗せられたチャーシュー、歯ごたえを出すメンマとモヤシ。
スープがわりに頂けるようなこのラーメンは旅の風情を感じられる味わいだった。
屋台での食事は旅先の街の空気が感じられて、旅先での食をさらに良いものにしてくれる。
ぜひ高知の夜のシメはここで餃子をつまんで、旅の風情を味わってみてもらいたい。

【髙知名物屋台餃子『安兵衛』】 住所:〒780-0843 高知県高知市廿代町4-19 営業時間:19:00-26:30 公式HP:https://mfc-group.jp/yasube/