旅をすることも大好きだが、ガジェット系をいじくるのも好きで新製品が出たりするとウキウキしてしまう。
ガジェットは旅をより一層便利に楽しいものにしてくれる。旅という視点からガジェットを紹介していくのも楽しいのではと思い、自由気ままに書いてみようと思った。色んなガジェットをいじったりしてるので、何がいいかなーとか色々考えた。
でもやっぱり初めはいつも自分の旅を支えてくれているアレしかない。
そう、iPhone。
初めてのiPhoneとの出会い『iPhone 4』
今見ても、惚れ惚れしてしまう美しい姿をしているiPhone 4。この頃はカメラが出っ張っていたりすることもなくコンパクトで持ちやすかったなぁ。
初めてiPhoneと出会ったのはこのiPhone4が発売された2010年6月24日。
当時はまだdocomoユーザーだった自分は、それまでパカパカ携帯と呼ばれていたガラケーのユーザーだった。まだほとんどまわりでもスマートフォンユーザーがいなかった頃だ。
高校・大学とPCに長けていた友人が多かったこともあり、比較的色々な便利機能を教えてもらうことも多く当時から音楽データはmp3で管理をするようになっていた。CDを焼いて車で聞いたりもしていた。
そのため当時の自分はコンパクトデジタルカメラやireverといったメーカーのmp3プレーヤーを鞄に入れて過ごしていた。今考えるとよくあんなに鞄に入れていたもんだ。
色々持ち歩く中で、これらをひとつにまとめたいなぁと漠然と考えていた。
そんな時に友達の1人と当時出会ったばかりの彼女がiPhone3GSを購入していた。
友達はサブの携帯として試しに買ってみたようで3GSを見せてもらった。
当時の彼女さんは某ブランドで働いていて流行にも長けており、当時はまだ普及してなかった3GSを買っていた。ただただかっこよく見えた。
・タッチ操作のiPod
・Phone
・ネット通信機器
これらが独立した3つの機器ではなく1つのデバイス『iPhone』。ひとつにまとめたいと思っていたものが全て詰まっていて夢のような機器に思えた。
新型が発売された初日、docomoから離れ当時iPhoneを独占販売していたsoftbankでiPhone 4のユーザーとしてデビューした。
世界一周の旅はiPhoneと
世界一周の旅はこのiPhone 4と。
iPhoneが出ていなければ、旅は完全に違うものになっていたと思う。
それまでの世界一周旅行者は現地の日本人宿に集い、情報を集めて現地を旅するスタイル。
このiPhoneだけ持っていれば世界中好きな宿に泊まり情報を集め旅を記録することができた。旅がより一層自由だと感じさせてくれたのはiPhoneがあったからだ。
いつしか身に着けるものの中で最も重要なのは財布でもなく家の鍵でもアクセサリーでもなく、iPhoneになっていた。
<simロックと世界の通信事情とwifi>
この当時のiPhone4はsimがロックされていてsoftbank以外は使えない仕様になっていた。海外で売ってるsimフリーのiPhoneが欲しくて仕方なかったなぁ。
世界一周、転々としていてもsimを差し替えるわけにはいかなかった。
当時はホテルのwifiを頼りに旅をしていた。ホテルでしか通信が使えないのは不便ではあったが、それでも困ったことはなかった。
むしろPubなんかでwifiで調べものをしたり日記を書いたりしていると声をかけてもらえることも多く知り合うきっかけにもなった。
(参照:世界遺産ロスグラシアレス国立公園訪問後の夜の宴 世界の飲み友達との情報交換)
残しておきたい情報はiPhoneにスクリーンショットを撮って画像として残しておく。それで次の訪問先の情報を蓄えておくには十分だった。
<電話>
もちろん、通信事情がwifiだけだったので当時は旅行先では電話は使えず。LINE通話とワンワールドグループへの連絡を取るのにはSkypeを使っていた。
唯一困ったのは情報が規制されていた中国ぐらいか。FacebookやLINEが使えなかったので、一時期失踪説が日本で流れていたようだ。
ただ、観光するにはVivianがいたのでなんら困ることはなかった。
<メール>
これは欠かせなかった。飛行機の発着や予約状況の確認、LCCのチケットを取った時に送られてくるチケットなど必須だった。
ヨーロッパでもまだiPhoneは普及してなかったみたいで、ローマではシニサに羨ましがられたなぁ。
(参照:世界一周紀行|ローマ最終日はフェルメチーノ空港での飛行場泊)
<カメラ>
世界一周にはデジタル一眼レフとコンパクトデジタルカメラ、iPhoneのカメラ3台の体制で出かけた。
一番撮った枚数が多かったのは一眼レフだが、一眼レフもずっと持ち歩けるようなものでもない。
身軽に出かけたいとカバンを置いて街を散歩している時、街中のなんともない景色を記録に残しておけるのはiPhoneだけだった。
こんなスリに会いそうになった時に証拠を残しておくこともできるしね。
(参照:旅先では防犯にくれぐれも注意!ロンドンからサウサンプトン行き電車にて)
いつでもどこでも手元にカメラがある。iPhoneはそんな心強さがある。旅好きにとってはカメラが高性能になるだけでiPhoneを買い替える理由にもなり得るんじゃないだろうか。一番身近で記録する写真の質が向上するのだから、多少高くても買い替える価値はある。
<写真>
先述の旅の宿の場所だったり、行き方だったり旅情報はよくスクショを撮って写真にして持ち歩いている。そうすることで電波が無いところでもサッと確認することができるからだ。
今でもよくこれは使っていて例えば現地の電車の路線図は画像で保存しておいて調べなくても済むようにしている。
タイのバンコクとか台湾のような地下鉄や鉄道が充実しているところでは重宝する。
あとはパスポートも写真フォルダに入れている。
飛行機の機内でパスポート番号を書く時の確認やちょっとした身分証明書にもなる。
<地図>
意外かもしれないが、自分が世界一周に出ていた時にはmap機能はほとんど使わなかった。むしろ帰国して以降今のほうがよく見ているかもしれない。
当時訪れた場所はどこ?あのレストランはどこだったろう?
こうして書き物をしていると気になって調べてみたり現地を紹介したり。
今のsimフリーのiPhoneになってからは時々開いている。バスとかで移動している時にどこまで来ていて、あとどれぐらいだろう?とか。
<時計>
地味に便利なのはこの機能。
iPhoneの時計は現地のwifiやsimを刺すと勝手に時刻合わせをしてくれる。おおまかに時差がわかっていても、やっぱり正確な時間を出してくれるのは有難い。長時間の移動の後は有難かった。
<メモ>
これもよく使う。行きたいところをメモするのには思い立ってすぐ記録を残すことができて超便利。
おおまかに旅行のルートを考えてた日本でも、行き先をメモっていたのはiPhoneだった。
(参照:世界一周に出発までの準備 まずは現職を退職するまでの間のリストアップ)
あとは現地で料理を振舞ってもらった時にちょっとレシピとかをメモしてみたりにも残しておいた。日本に帰国してからも時々思い出して作ってみたりも出来てしまう。
(参照:ブルガリアの女の子の手料理 冷たいヨーグルトのスープ『タラトール』)
<音楽>
移動が続く世界一周。
印象深いのはモロッコでサハラ砂漠に向かっていた車内。1日半かけてサハラ砂漠へ向かう道中はiPhoneで音楽を聴いていた。
(参照:モロッコに来たら絶対行きたい!サハラ砂漠ツアー1日目)
Vivianと同棲していた時にもよくiPhoneで音楽を鳴らしていて、Vivianが音楽を覚えてしまったぐらいだ。
海外で日本の歌を聞いていると声かけられたり聞いてみたいと言われることもある。ちなみに、涙そうそうが日本っぽい!とのことでどこの国の人にも好評でした。
よりパワーアップされた『iPhone 6』
帰国してから自身のiPhone 4はiPhone 6になった。サイズが大型化され、形状も角ばったiphoneから丸みのあるiPhoneへ。
このiPhoneも長く使っていた気がする。iPhone4で使っていた頃よりもアプリや何もかもが洗練されてきていて、すごく使いやすくなっていた。
まだイヤホンジャックが残されていてiPhone 6は使い勝手が良かった。この頃は相変わらずまだsimがロックされていて不便このうえなかったが。
この機種を持っていた頃は写真フォルダに色々と準備をして海外に出ていたような。
iPhone 4では角を握ると通信が圏外になったりみたいな細かいAppleらしさみたいなところが残っていた気がするが、この頃のiPhone 6ではそのあたりもだいぶん昇華されていた。実は一番長く使った機種かもしれない。
4→5→6と順調な進化をしていたように見えていたiPhoneだが、その後の6→7→8では形状が一切変わることは無かった。
変わったのは内部メモリや物理ボタンといった部分。目新しさが無くなってしまった自分にとってはiPhone 6で十分と感じてしまうようになっていた。
買い替えたくなる魅力!史上最大の画面サイズを誇ったiPhone XS Max
iPhone6で十分と思っていた自分は、iPhone Xが出てもいまいち意欲がわかなかった。というのも、初の有機ELディスプレイで焼きつくだの不安な要素が多かったのだ。
旅先で持ち歩くiPhone。炎天下で動画を回すこともあるし機内で何時間も映画や漫画を見ることもある。
ある程度のタフさは欲しい、これまでのiPhone4,6ではそういった不安が皆無だっただけにiPhone Xがすごく不安定で心配なものに見えていた。そういった不安があるのにも関わらず、発表会を見た瞬間に欲しいと思わせてきたのがiPhone XS MAXだ。
有機ELの不安はあるものの、全画面の魅力を最大に生かす6.7インチサイズのiPhone。
iPadも持っているが、やはりサッと手軽に使えるにはiPhoneの魅力でさらに巨大な画面を持つiPhone XS Maxは発表されて即買いをしてしまった。
思っていた通り6.7インチiPhoneは魅力抜群。ゴールドの色味がめちゃくちゃかっこいい。
残念なことに6からXSになり2眼カメラになっていたが、正直カメラ性能はあまり好きではなかった。
iPhone 11が発売されiPhone Proモデルは3眼になっていた。
最大画面のiPhone XS MAXは視聴するのにも何するのにも便利で気に入って全然買い替えるつもりもなかった。
そんな時、、、
iPhoneの有機ELに起こる魔法『グリーンラインオブデス』
やっぱり当初iPhone Xが発売した時に想定していた不安が的中。
有機ELモデルはまだまだ完成していたわけじゃなかった。
座りながらLINE通話をしていて、ポケットからコロンとiPhoneがこぼれた。座っていたので高さは10cmも無かったのではないだろうか。当たり所が悪かったとしか言いようがない。
『グリーンラインオブデス』と呼ばれる有機ELのiPhoneに起こる呪縛。
こうなってしまっては液晶を全とっかえするしかない。6.7インチのこの画面を全部!?修理代を見るもどこも数万円は下らない。もうこうなってしまっては、新しいiPhoneを買うしかないだろう。
コロナウイルスが蔓延する最中、新型iPhone12が2020年10月14日に発表され、iPhone 12 Pro Maxは11月6日発売。
この約1か月のスパンはグリーンラインオブデスの緑色に顔を染められて闇夜に緑色でまばゆく輝くiPhoneとともに過ごした。
歴代最高の画質iPhone 12 Pro Max
iPhone 12の発表。
グリーンラインオブデスにやられていたが、自分にはiPhone 12 Pro Maxしか興味が無かった。
新型のiPhone 12 Pro Maxは唯一1.7μmのカメラセンサーが使用されており12 Proとも差別化されていた。カメラを多少でも扱っていればセンサーサイズが画像に直結するぐらい知っている。
iPhone 12もPro Max一択だった。しかもiPhone 12 Pro Maxのみ強力な光学手ブレ補正機能が搭載されていて、もはやGoProも必要なくなるんじゃないかと思うレベルだった。
もちろん、iPhone 12 Pro Maxが届いてすぐにMIL規格(アメリカ軍の資材調達に関する規格)に準拠したケースを準備したのは言うまでもない。
このiPhone12 Pro Maxのカメラは非常によくできていて、どんな場面でもしっかり記録をしてくれた。電池持ちもよくiPhoneの完成度はますます上がっているように感じた。
最高の旅ガジェットはiPhone 13 Pro Maxへ
2021年9月、新型iPhoneが発表された。正直iPhone XS MAXからiPhone 12 Pro Maxに買い替えた時にはカメラ性能の進化に驚いていた。
iPhone XS MAXではどこが人工的でiPhoneのチップで補正されているなーと感じていたものがiPhone 12 Pro Maxではとてもナチュラルに撮影できるようになっていた。
新型iPhone13も、しっかりカメラ性能に注力されていて120Hzの画面とマクロ撮影にも対応するようになった。
幸いにもiPhone 12 Pro Maxはデカかったことや皆グリーンを購入していたようで自分が持っていたゴールドモデルのiPhone 12 Pro Maxは高額で売却することができた。
旅ガジェットのiPhoneまとめ
自分の旅で一番身近にいてくれたのはパスポートでも財布でもタバコでもなくiPhoneだった。
前述の通り、全ての機能がひとつに詰まっていたらいいのにと考えていた自分にとっては今なおiPhoneは夢の機器だ。
iPhoneがあれば、旅の準備も不安もなく段取りも思い出も全てまかなってくれる。
自分が見聞きしてきたものを記録にのこしてくれているような。
こうして僕はまた、iPhoneとともに旅に出る。